【経験期間:2017年8月19日〜2017年8月20日】
こんにちは、きゃみいんです。
日本一は日本にいくつもありますが、日本一有名な日本一は、まさにこの日本一かもしれないですね!(何言ってるんですかね笑)
日本一高い山の頂上で、ずぶ濡れになり極寒に晒された件
はい、これまでの日本一の中で本当に1番辛かったなと思います。
場所については皆さんご存知と思いますが、ここになります。
実体験については、記事内に書いていきます。
富士山への行き方
登り方(ルートについて)
山頂へ行き方は主に4ルートあります。
- 吉田ルート
- 富士宮ルート
- 須走ルート
- 御殿場ルート
今回はその中でも吉田ルートで行ってきましたのでご紹介します!
※吉田ルートは山梨県側からのアプローチとなります
吉田ルートについて
富士山を登る中で一番メジャーなルートです。なので初心者が一番登りやすいルートと言われています。
■特徴
- 富士山を登る50%以上が吉田ルートから登っている。
- 登りと下りでほぼルートが分かれている。(復路下りやすい!)
- 人が多いので八合目以上で渋滞が起こる可能性がある。
登山口(吉田ルート)への行き方
いずれのルートで登るにしろまずはそれぞれの登山口の5合目まで行く必要があります。今回の吉田ルートの場合は、富士スバルライン5合目まで必要があります。
ただし毎年6月~9月頃で「マイカー規制期間」のため、直接 富士スバルライン5合目まで行くことが出来ないです。
※マイカー規制期間については、コロナ状況等で大きく変わっているため、都度最新情報を見た方が良いと思います。
最新のマイカー規制についてはこちらから→富士登山関連最新状況|登山の前に必ず知っておくこと|富士登山オフィシャルサイト
そのためまずは富士山パーキング(山梨県立富士北麓駐車場)まで行きましょう。
東京から行く場合
- 首都高速4号新宿線/ルート4に入り、中央道自動車道を進みます。
- 大月JCTで河口湖/山中湖方面へ進み、河口湖ICから出口
- 国道139号線に入りますが、すぐに出て山梨県道707号を進めば駐車場に着くことが出来ます。(約1時間30分)
名古屋から行く場合
- 新東名高速道路で静岡方面へ進み、御殿場バイパス/国道138号線に入ります。
- その後東富士五湖道路を進み、富士吉田ICで降りればすぐに駐車場に着くことが出来ます。(約3時間20分)
事前準備
これは難しいですね。
人によってばっちりが違うと思うので。
ただ「富士山 持ち物」でも調べると結構他のサイトでしっかり書かれているかたも多いので、そちらを参考にしてみてください。
ただし、私的には上記に加えると、
着替えの服をビニール等に入れるなどしてバックに入れてもらえればと思います。
私は途中の豪雨で、全ての服をびちょびちょにしてしまいました。
その後本当に悲惨な状況になったので、是非覚えてたらしてください!
あとは以外とお金を使う面もある(山小屋でのトイレや杖の記念焼き印、頂上でのお守りや御朱印 等々)ため、多めに持っておくと良いと思います!
車で富士北麓駐車場に着いたら
駐車場についたら、富士スバルライン5合目まではシャトルバスかタクシーで行きます。ちなみにシャトルバスは往復2,000円です!(約1時間)
登山口について(きゃみいん体験記)
ここから私の体験記をひたすら(長文になります)書きますので、ご興味のある方は読んで頂けると嬉しいです。
※ただし特殊な事例になりますので、あまり参考にならないかもです笑
さて、やっと登山口についたー!
と若干満足感がありますが、まだスタートラインに立ったばかり、
せっかく着いたので少し周りを探索します。
※ちなみに気圧の差に慣れるため登山口に着いたら、すぐに登り始めるのではなく、30分以上そこで身体を休ませることをお勧めします。
五合目(富士スバルライン5合目)(標高2,305m/14時30分~17時00分頃)
お土産屋やご飯どころ等いろいろな施設が揃っています!なんだかんだ1時間くらいいたかなと思います。
また登る際に入山料(1,000円)を払う場所があるので、そこでお金を納め、「富士山保全協力者証」を貰います。
※このお金は富士山の環境保全や登山者への安全対策に使われるものなので、可能な限り是非納めて頂けばと良いと思います!
さていざ登り始めてですが、最初はなだらかな斜面の石段が続いたりしまうが、途中からごつごつとした岩場をひたすら登ってきます。
六合目(標高2,390m/18時00分頃着)
登り始めて1時間ほどで六合目に辿り着きました!
少しずつ疲労が蓄積してますが、今はまだ星空が出るほど天気は良く、一緒に行った友達と楽しく会話をしながら進んでました。
またあたりが暗くなってくると本当にヘッドライトの重要性が分かってきます。
当たり前ですが、周りに一切街灯など無い為、ライト持たずに夜の富士山を登ったら確実に詰みます。
七合目(標高2,740m/20時00分~22時30分頃)
宿泊施設到着
歩き始めて3時間ほど大分ゆっくりのペースかと思いますが、本日の宿泊施設、七合目トモエ館に着きました。
久しぶりの運動に結構疲れてましたが、用意されたご飯を頂き、ゆっくりしてました。
さて既に時間は21時を回ったころ。山頂でのご来光に臨むため、ここから数時間仮眠を取ろうとした時に、他の登山者の方がいたので少し話してみました。
私「明日山頂で日の出を見たいのですが、1時くらいの出発で間に合いますかね?(ネットで見たらそのくらいで良さそうだった)」
登山者「いやいや、ちょっと間に合わないかもしれないよ!この時期は登山者が多くて九合目から渋滞を起こす可能性がある。だから早めに出て行った方が良い!」
友達「(え?)何時くらいが良さそうですか?」
登山者「22時くらいに出発が良いね!」
私・友達「え!!」
はい、再出発まで1時間切ってました。
直行で寝床へ。
再出発
睡眠も40分くらいで直ぐに起床しました。笑
そして外に出るとらあんなに星空出てたのに、まさかの土砂降りの雨。。
取り敢えず止むだろうと思い、服装はそのままで進みました。
八合目(標高3,040m/23時10分頃着)
再出発から約1時間強くらいで八合目に着きました。雨は変わらず止んでません。。
流石にそのままではまずいと思い、取り敢えず上からレインコート着込みます。(結構遅い)
※気温は1桁でしたが、常に動いてたため、寒くは感じなかったです。
八合目を出て少しすると、途中で下山する方々と何人も会いました。
団体ツアーで登ってる人たちの様でしたが、先頭のガイドさんが中止の合図を出したのでしょうね。
私たちは単独で登ってたので、関係なく進みます。※ちなみにここであることに気づくべきでした。
本八合目(標高3,370m/0時30分頃着)
さて本八合目に着くと雨は少し弱まった様に見えましたが、逆に宿も閉め出すところも出てきました。
そのまま本八合目を通過し、少し経った時何やらパラパラしたものが、落ちてきました。
友達「霰(あられ)だー!!」
もうホント山の天気って無茶苦茶ですよね。
九合目(標高3,600m/1時30分頃着)
ここまで来るともう一息です!
もう私も友達も頂上目指す他考えてません!手袋も濡れて手もふにゃふにゃでしたけど!!
ちなまに九合目の施設は、ほぼ全て閉まってました。
さて、九合目を越えて、後一息というところで異変に気付きます。
私「ぜんっぜん、九合目混んでない!」
九合目以降は登る箇所にロープが張られているため、基本一列に登山者が並ぶのですが、
先程の豪雨で、その時間に登ろうとした登山者の大半が帰ったため、逆に上まで詰まることなく、登っていけてしまいました。
頂上(標高約3,776m/2時00分頃着)
頂上到着
五合目から登り始めて、約9時間遂に頂上に辿り着きました!
ただそんな達成感は即過ぎ、ただ単純に
寒い!!!
もうこれ以外の感情がなかったです。
更に服はずぶ濡れ、気温も3℃でした。
※頂上はめちゃくちゃ風が吹いてたため、体感温度はもっと低かったでしょうね。
さて、そんな時の為(予想はしてなかったですが)に持ってきた着替えの服でしたが
着替えの服 全てずぶ濡れ
終わりました。
友達にいたっては軽装備にこだわってインナーくらいしか替えを持ってきていません。
しかも予想以上に早く着いたせいで、宿も開いてないです。
正直、死ぬかと思いました。
宿の壁に沿って座り、男2人身を寄せながら、寒さを耐え忍んでました。
ちなみに山小屋付近には自動販売機があるので、そこでホットコーヒーを買って、ずっと手や足先を温めてました。
※すぐに冷めますので、耐えられなくなったら再度買い足し。
(缶コーヒーは一本あたり/400円。普通のコンビニだと110円くらいですが、背に腹変えられない為、合計3本くらい買いました。※飲めなかったですが、ちゃんと持って帰りました!)
その後、山小屋が3時00分頃に開いたくれたため(マジ神)、すぐに駈込んで豚汁を頂き、何とか暖を取らせていただきました。
だんだん夜も明け、薄明るくなってきました。
今回の日の出は5時16分!いよいよ待ちに待った日の出を拝める時が来ました!
下山について
吉田ルートの下山道は途中まで、砂ぼこりも凄い巻き上がりやすい道となっているので、マスクや軍手を持って着用した方が良いと思います。※私はめっちゃ砂々になりました
それでも3時間ほどで無事五合目まで降りることが出来ました。
まとめ
今回本当に無事に帰って来れて良かったです!
そして学びました。
富士山に登る際は、しっかり防雨・防寒対策をすること。これに尽きます。
あと頂上の自動販売機の物価は高い。
それでは、ごきげんよう。