【経験期間:2019年5月】
こんにちは、きゃみいんです。
みなさんは、「軍艦島」をご存じでしょうか。映画や小説、漫画等で知ったという人、場所は知らなくても名前は知っているという人も少なくないのではでしょうか。今回は、その軍艦島についての体験談をご紹介します!
軍艦島について
軍艦島の正式名は「端島」と言います。南北に約480m、東西に約160m、周囲約1,200m、面積約65,000㎡という小さな海底炭鉱の島で、岸壁が島全体を囲み鉄筋アパートが立ち並ぶ外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれる様になりました。
軍艦島は1810年頃から石炭が発見され、そこから1890年には三菱合資会社の経営により本格的に海底炭鉱の操業を開始。最盛期には約5,300人もの人々が住み、なんと当時の東京都の9倍もの人口密度にまで達したと記録されております。その後エネルギー革命で石炭→石油に移ってからは徐々に出炭量・人口共に減少し1974年に閉山した後は、同年遂に無人島となりました。また直近では2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されております。
そんなもの凄い歴史を持つ軍艦島ですが、実は日本一も色々持っていました!
- 日本最古の鉄筋コンクリート造のアパート:詳細は下記体験にて記載します。
- 日本一のテレビ普及率(1958年当時):当時東京の普及率が10%に比べ軍艦島はほぼ100%だったそうです。
- 世界一の人口密度:最盛期で当時の東京の約18倍でした。
- 日本初の屋上庭園:1910年頃に「14号棟」にて初めて設置されています。現存する日本最古の屋上庭園は山口県下関市にありますが、その4~5年前には既にありました。
- 日本一の炭質を誇る「瀝青炭」
- 世界一の「海底水道施設」
- 日本初の「ドルフィン式可動桟橋」:こちらも下記体験にて記載します。
軍艦島のアクセス
軍艦島は長崎港から南西に約18kmの沖合に位置します。
軍艦島を体験!!
長崎の市街地の港から出発します!
軍艦島の外観です。全体的に灰色で物々しい感じがします。
船も到着間近です。流石日本一有名な廃坑、迫力があります。
軍艦島港に着きました!ここで船を止めていよいよ上陸します。ちなみに軍艦島は上の写真の「ドルフィン式可動桟橋」となっており、なんと日本初となります。
軍艦島の港に着き、外周ルートを歩いていきます。この日は曇りでしたが、体感的にもちょうど良い気温でした。
さて中に入り外周します。なんか遺跡に来た様な感じですね。
さて上記写真の真ん中に位置する建物(四角くたくさん穴抜けになっている)が日本最古の鉄筋コンクリート(RC)アパート「30号棟」です!
1916年に建てられたもので、グラバー邸のトーマス・ブレーク・グラバー(スコットランド人の商人)と関わりがあった説があり、「グラバー・ハウス」とも呼ばれていたそうです。
軍艦島の見学は外周中各ポイントでガイドさんが説明をしてくれるので、軍艦島のことが何も分からない状態で行っても十分楽しめるかと思います!
長崎の港から出てもとに戻ってくるまで全部で約150分くらいでした。
まとめ
前々から行きたいと思っていた軍艦島にやっと行けました!やはりテレビやスマホの画面の中だけでなく、実際の場所を肌身で感じる経験はとても良いな思いました!
是非皆さんも一度、昭和時代の日本の遺産を見てみてはいかがでしょうか。
それでは、ごきげんよう。